■第29回武蔵大学土曜講座 開催報告

・開催日時:平成21年2月21日(土)
・開催場所:8号館8702教室
・テーマ:「世界が愛した日本」〜知ってほしい”日本人が知らなかった日本”〜
・講師:四條 たか子 氏(34回日文)

 今回の土曜講座の講師は、なんと同窓生で同じゼミだった四條さん。馬やお酒を愛し、ちょっとクールだけれどお話好きな四條さんが、どんな話をするのか楽しみでした。
 「日本は外交下手だと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?」 著書『世界が愛した日本』の製作過程で出会ったエピソード等を紹介するとのこと。初めは、四條さんも緊張し、私達も襟を正して聴いていました。しかし、紹介文の帯や監修者に井沢元彦氏の名を入れた本の体裁には、本を売るための出版社の知恵が出ているという話や、トルコと日本の交流を題材にした第1章の取材で紀伊半島樫野崎灯台を訪ねた時、トルコ絨毯を売りつけられたりトルコ人の聞き取りにくい日本語に苦労した話など、いつもの四條さんらしさが出てくると、何度も会場にどっと笑いが起こりました。
 でも、話が弾んだところで、「あとはこの本をお読み下さい。」となり、まるで映画の次回予告の様な、四條さんの敏腕宣伝マン振りにまんまと乗せられ、私達はこの本への期待と興味を持ちました。また、「この本は涙なしでは読めないので、気軽に電車内などで読むと、涙が出て困るかもしれません。」という親切な忠告にどっと笑いが起きましたが、この忠告は本当でした。読んでいて涙が出てしまい、人前では困りました。
 私にとって印象的であったのは、最後に、「この本は、過去のエピソードを紹介し知っていただくのが目的です。個々のエピソードを掘り下げて調べるのは私の役割ではなく・・・」という四條さんの話に対し、「本人はそう言いましたが、四條さんは、一つのことを掘り下げて研究して本にまとめることができる能力を持っていますので・・・」とおっしゃった瀬田先生の言葉です。
 同じゼミで卒論を一生懸命書いた、あの頃の感覚を思い出しました。 今回の講座は100名を超える大盛況で、本も飛ぶように売れていたようです。四條さんが頑張っていることは、同窓生としての私の誇りであり励みです。終了後、懇親会や、瀬田先生を囲んでの飲み会もあり、とても充実した一日でした。

(報告:大嶋 枝里子 34回日文)

 

四條たか子氏