■第32回武蔵大学土曜講座 開催報告

・開催日時:平成22年7月17日(土) 
・開催場所:8号館8702教室

「激動する世界経済と日本の将来」
 講師 櫻井 毅  元武蔵大学学長・名誉教授(3E)

先程までの土砂降りがウソの様な晴天の江古田の街をくぐり抜け、会場に向かいました。教室には200名を越える人が集まり、ほぼ満席状態。さらに熱気が込み上げてくる中、14時の定刻となり、清水学長のご挨拶の後、櫻井名誉教授による「激動する世界経済と日本の将来」をテーマにした「第32回土曜講座」がスタートしました。  

そもそも12年前に、同窓会、大学の共催という他大学に例を見ないこの「土曜講座」の立ち上げにご尽力されたのは、紛れもない櫻井先生でした。教授(理論)と卒業生(実践)が時流問題について講演をするという主旨で始まったこの企画も回を重ねるうちに、この日の盛況振りに発展。聴講者には、同窓ではない一般の練馬区民の方々も特別聴講生としてご参加くださり、壇上から眺めるその景色に櫻井先生もさぞ喜ばしく思われたことと思います。

櫻井先生はその静かな語り口とは似つかわない、情熱の方であります。 退任された現在であっても、今回のテーマである世界と国内経済の諸問題(中国の台頭、ギリシャ危機からEU経済の現状、国内経済の空洞化、財政赤字等)に関する大変に幅広い、多くの情報を整理され、熱弁を振るわれました。

また、男女差別の厳しく、女性が学問を学ぶことに理解の少なかった時代のイギリスにおいて、大学で開催するこのような公開講座が女性の社会進出の一端を担ったという、経済の理論、歴史を主たる専門にしている櫻井先生の視点に立った歴史的事実のお話には、「大学」の存在意義、また「大学」のあるべき姿を考えさせられるものと、とても興味深く聞くことができました。

今回の「土曜講座」に参加して思ったことは、「土曜講座」は間違いなく、同窓の皆様と「武蔵大学」との関係において、「武蔵大学」が決して古き良き時代のアルバムに閉じ込めるだけの対象物ではなく、一社会生活市民として自らの視野を広げられる機会となる、素晴らしい企画だということです。

是非とも、同窓の皆様には、「土曜講座」にお運びいただき、母校「武蔵大学」との新たなお付き合いの輪を広げられることをお薦めいたします。

(報告者:増岡 真日 34経済)

第32回土曜講座

第32回土曜講座