■第16回 土曜講座の報告

  平成16年7月3日、武蔵大学8号館7階8702教室において第16回土曜講座が開催されました。開講の挨拶で、横倉尚学長は、今回の土曜講座は本学にこの4月に誕生した社会学部の「メディア社会学科」に関連するテーマを選択し、小田原敏、井上隆裕、両講師に講義をお願いした経緯を述べられました。

  演題は、第一部が小田原敏教授(社会学部メディア社会学科)による「メディア変容とニュースの現在」そして第二部が井上隆裕氏(時事通信社、元顧問、14回経営)による 「情報戦争の舞台裏 -通信社から見たマスコミ界-」と、受講する側にとって関心の高いテーマに当日参加した170名余の受講者は、両講師の講義に熱心に耳を傾けておりました。

  第一部の小田原教授は、パソコンのパワーポイントを駆使して、15世紀グーテンベルクの聖書(印刷術)から現在のインターネット・ブログに至るまでの多種多様なメディアの変容をヴィジュアルにわかりやすく解説していただきました。
小田原教授

  第二部では、井上氏が、時事通信社で約40年にわたり現場第一線で活躍されてこられた情報戦争の舞台裏のエピソードの数々を披露していただきました。
井上さん

  情報戦争のなかで、特ダネをスクープするためには、いろいろ大切なことがあるが、記者の日常の変化を敏感に察知する「感性」が不可欠である。日々この「感性」を磨くことこそが、情報戦争を勝ち抜いていく重要な要素であると、現場感覚の話も紹介されました。

  メディアに関する両講師の講義は、奥が深く二時間余りの時間では足りないくらいほどボリュームがあり、話題も多岐にわたりました。

  今回の土曜講座を受講して、私たちを取り巻くマスメディアからの情報を取捨選択して、自分の仕事、日常生活にどのように活用していくかを考えさせられた有意義な一日でありました。

  及川 尚人(26回社会)