■第19回 土曜講座 「ギター演奏とお話のひととき」 の報告

講師  長谷川 弦氏(25回日文,オーストリア在住)

 平成17年7月16日、武蔵大学8号館7階8702教室において第19回土曜講座が開催されました。
 横倉尚学長は開講の挨拶で、「武蔵大学は他大学と比べても人数は少ないが、優れた人材を多く輩出している。本日の講師の長谷川弦氏もその中のひとりである」と紹介されました。
 演題は、「ギター演奏とお話のひととき」というテーマでありました。 
長谷川弦氏長谷川さんは、ギターがとても大好きな少年で、一日8時間ギターを弾き続けていた時代があったとのこと。しかもこれは独学によるものです。武蔵大学在学中は、人文学部日本文化学科において小笠原恭子教授の指導のもと「日本演劇史」を学び、世阿弥の世界を知ります。このことは、後の“長谷川弦の世界”を構築する上で重要であったということです。その後、片道切符でウイーンを目指すことになります。オーストリアでは、ハイドンが29年間住んでいたというアイゼンシュタットに27年間住み、現在の地位を築かれました。
 演奏はクラシックを皮切りに、おなじみの「おぼろ月夜」など、日本人作曲家による楽曲が続きました。長谷川さんが「歌詞を知っている方は、歌ってください」と促したところ、会場のあちらこちらから歌声が自然発生的に響きわたり、「もみじ」「ペチカ」「この道」「浜辺の歌」は長谷川さんと会場の聴衆がコラボレートしたひとときでした。最後に、アルゼンチンタンゴの中から、アルゼンチンが誕生した日のことを祝って歌った曲「7月9日」を奏でてくださいました。
 全体を通して、長谷川さんのトークは巧みで、緊張しがちの会場の雰囲気を独特のユーモアで和らげてくださいました。また、ギターの生演奏は、約200人の参加者のこころを魅了しました。
 今回の土曜講座を受講し、生演奏を自分の耳(体全体)で聴くということは、なんて素晴らしいことなのか、と実感できました。
 長谷川弦さんの今後更なるご活躍を期待いたします。

及川 尚人(26回社会、同窓会理事)

 

 

土曜講座 長谷川弦氏による講義
 
土曜講座 講義風景