■ 佐々木 秀一さん(14回経営)
史都・多賀城を誇りに思い、その良さを伝えたい。

 待ち合わせは、東北本線の「国府多賀城駅」。平成13年9月29日開業の新しい駅である。仙台まで東北新幹線で2時間、東北本線に乗り換えて約15分で来ることができる。近い。
 改札口では、今回取材をさせていただいた佐々木秀一さん(14回経営)が出迎えてくださった。訪れたのは10月の半ばであったが、この日は汗ばむほどの暖かな陽気であった。
 「多賀城」は、陸奥国(現在の福島、宮城、岩手県)を統治する役所として724年にこの地に創建された。多賀城には陸奥国・出羽国(現在の山形、秋田県)の司法、行政監督権限をもった按察使がいたことから、ここ多賀城で東北全域を統治することになる。そのような国家の重要な場所であったにもかかわらず、南北朝時代には奥州の小幕府として名を留めるのみとなり、次第に荒廃し、いつしか歴史の表舞台から姿を消していった。

佐々木秀一さん(14回経営)