■仙北市角館・高橋 佐知さん(38回経営)


レゲエから解体新書へ

 みちのくの小京都と呼ばれ、桜の名所としても有名な秋田県仙北市角館。約400年前の家並みを残す武家屋敷も全国区の人気観光スポットだ。数ある武家屋敷の中でもその代表格とも言われている「青柳家」の当主こそ、秋田の「武蔵な人」なのである。今回は武家屋敷の魅力とともに、地元に根ざして文化と伝統を守る武蔵な人、高橋佐知(たかはし さおき)さん(38回経営)をご紹介しよう。 

秋田県文化財の薬医門(正門)と高橋さん

 まさにしっとりとしたたたずまいの武家屋敷の中にあって、有数の敷地面積を誇る青柳家。高橋さんの父上がこの青柳家の最後の女性当主から、敷地と建物、所蔵物の維持管理を頼まれたことから高橋さんと青柳家の付き合いは始まったという。今年でこの施設を公開してから約20年、当時は歴史的文化財といえば京都しか注目されておらず、角館もそれほどの集客はなかった。それが山口百恵の「いい日旅立ち」で知られるディスカバージャパンによる旅行ブームやNHKの連続テレビ小説「雲のじゅうたん」のロケ地として使用されたことから注目され始めた。