■長崎市・植松 有希さん(49回日文)


長崎歴史文化博物館

◆長崎歴史文化博物館とは

 

 長崎歴史文化博物館は、2005年文化の日に新しく開館した博物館です。長崎奉行所立山役所の復元ゾーン、長崎と海外(オランダ、中国など)との交流史をテーマにした常設の展示室があり、異国情緒溢れる長崎の様々な48,000点もの資料に恵まれています。当館は、長崎県と長崎市が設置し、乃村工藝社という民間会社が管理運営を行うという指定管理者制度を導入している新しい体系の博物館です。観光地にある博物館ということもあり、学術的な施設でありながらも観光客を意識し、開館時間は8時30分から19時まで、休館日は第3火曜日のみで年末年始も営業するという姿勢です。

  私は、日本美術を武蔵大学・大学院で学び、修了後に板橋区立美術館に就職することができました。ここで作品の扱い方や接する姿勢から仕事の進め方まで、学芸員としてのあらゆる基本を学べたことは、とても役に立ちました。2年間で企画展一本するのが大きな仕事だったので、『御長寿美術展』という日本美術に描かれた「長寿」「老い」を紹介する企画を考えてゼロから練り上げていきました。右も左もわからないようなあの頃に、よくやったものだな(!?)と、未だに印象深い展覧会です。しかしそこは2年間の契約だったので、新しく開館する長崎歴史文化博物館で学芸員の募集があった際、縁もゆかりもなかった長崎に思い切ってやって来たのです。