“ギターと室内楽の夕べ”

長谷川弦さんからのメッセージ
(演奏会のプログラムより抜粋)

フルートとチェロの山崎夫妻を加えた、トリオ・ギターレ・プルスの日本公演も、94年、97年に続き、3回目となります。プルスとはドイツ語でプラスの意。ギターと他楽器の組み合わせを楽しもうというつもりで名づけたのですが、僕の住むアイゼンシュタット地方は赤ワインの、100q程離れた、お二人の住むサンクト・ペルテン地方は、白ワインの名産地で、練習後は、いつもホリイゲ(ワイン醸造家が自宅で営業する居酒屋)に行ってしまい、トリオ・ワイン・プルスの楽しみの方が多いかもしれません。このような楽器の編成のオリジナル曲はとても少ないので、自分たちで編曲することになりますが、ギターという制約の多い楽器のため、いきおい編曲の役回りはギタリストである僕になってしまい、できあがっても、フルートとチェロから苦情が出たり、ボツになったりと、随分書き散らしました。お二人の協力で何とか形にしてもらっています。
今回は聴き易い曲を集めてみました。
ウィーンのカフェか居酒屋のような雰囲気を感じていただけたら幸いです。


ウィーンから1年ぶりに帰国した長谷川弦さん(25J)のギター演奏会が2004年7月29日埼玉会館で行われました。 プログラムはポピュラーで、クラシックに縁のうすい私にとっても大いに楽しむことができました。観客が多かったので、挨拶もせずに会場を後にした私に、翌朝弦さんからお礼の電話がありました。あと3回演奏会を開催し又ウィーンに戻りますと元気な声でした。
木村 重紀(12E)

<長谷川弦氏プロフィール>
埼玉県行田市生まれ。武蔵大学人文学部日本文化学科卒業。
ギターを本間良博、ヴィオラを嶋田英康の各氏に師事。1978年渡欧。ウィーン国立音楽大学で故ルイゼ・ワルカー女史に師事し、最優秀賞で卒業。東京国際ギターコンクール第3位(1977)、ミラノ国際ギターコンクール第2位(1979)、リエンツ国際ギターコンクール第1位(1983)。また、故ルイゼ・ワルカー女史との二重奏、ウィーン・フィル・メンバーとのCD録音をはじめ、多くの室内楽と共演。ソリストとしても全ヨーロッパで活動。1983年よりファビオ・シロー・モンテイロとのデュオ活動を始め、ヨーロッパ各地及びブラジルで演奏活動を行っている。現在、オーストリア、アイゼンシュタット在住。