白雉教育会定例研究会

開催日時平成30年9月30日(日)
開催場所8603教室・50周年記念ホール
参加人数30余名

 今回の研究会は台風24号が夕刻以降接近するとの情報が寄せられる中、開催しました。 そのため遠方の方の出席をご遠慮いただき、研究会次第も変更し「毎回のお楽しみ・懇親会」を中止させていただきました。

本会は武蔵大学卒業の現職・退職教職員を中心に大学関係者・教職志望現役学生が参加している教育活動に関する研究会です。今年度定例研究会が9月30日(日) 14時より大学8603教室にて、現役学生を含めて30余名が参加しておこなわれました。今回は「日本の教育を変える ― 教えない授業とは ― (副題:教室×リアルな社会=未来へ動きだす生徒たち」をテーマに、東京都立武蔵高等学校・付属中学校 指導教諭 山本崇雄(やまもと たかお)氏(本学42回・欧米文化卒)に中学・高等学校における実践・取り組みを講演していただきました。先生は「従来の授業」に対して、硬直化の現状に疑問を呈し、ご自分の授業を振り返り、また、2011年の大震災後の学校(生徒達)の現状と自身のイギリス・ケンブリッジ大学への研修で得た知見から、「生徒が満足する授業」への発想転換とその実践に取り組み、問題点等精査して具体的にかつ現場に合わせた(自身の英語授業を中心に)実践を素晴らしいプレゼンテーション力、しかもユーモアたっぷりに語っていただきました。その内容の柔軟性・先進性さから、参加者全員が90分間釘付けでした。講演後の質疑でも、丁寧な回答の中にも取り組みへの情熱が感じられました。研修会の締めくくりとして武蔵大学白雉教育会顧問・保積芳美氏より指導講評をいただき定例研究回は閉会しました。なお、来賓として出席いただいた高橋副学長、同窓会坂田事務局長、教職課程担当・和井田清司先生には研究会の最後まで参加していただき、喫緊の教育課題に対する関心の高さにあらためて敬意を表したいと思います。

午後4時には研修会を終了することができました。台風が接近する中、参加された皆様が安全に帰宅されたか心残りですが、学生の皆さん、若手現職の先生方のためにさらなる研修会を計画・実施していきますので、ご期待ください。

(報告者 事務局 杉本範雄 21回経営)

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。