毎年、原則、先生のご誕生日（1929年、昭和4月19日）に近い月にこの会を開催して参りましたが、コロナ禍で、実に4年ぶりの開催となりました。先生は今年で94歳を迎えられましたが、開催できなかった間の2019年11月には最愛の奥様を亡くされておられます。奥様には、この会にも幾度かご参加頂いてご挨拶を頂戴したこともありますので、遅ればせながら、心からお悔やみ申し上げる次第です。先生ご自身も5年程前に大きな手術をされておられますが、お話によれば、術後の経過としては順調にきているとのことでした。ただ、最近は、杖が必要なくらいに足が弱くなって、こういう会に参加するのが難儀になりつつあるとのことでした。当日は、さぞ、お疲れになったことと存じますが、終了までお付き合い頂きましたこと、厚く、御礼申し上げます。
当日は、先生と吉田会長の開会挨拶に続いて、恒例の各自の近況報告に入りましたが、お話を勝手に拾わせていただくと「教養ゼミでお世話になったが、在学中はテニスに熱中していた」「コロナ禍の数年間、趣味の畑仕事で乗り切れた感がある」「サービス付きの住まいに変わり、生活環境が大きく変わった」「外出を楽しんでいるが、趣味の写真の展覧会も近い」「ボランティアで公園管理を引き受けて花を植えるなどの活動を楽しんでいる」「作品作りが好きなので、まだ暫くは宝石店の仕事も卓球も続ける」「仕事は完全リタイアし、週末の会合に参加できるようになった」「自分は子供達と元気に暮らしているが、先生のお姿が変わらないことに驚いている」「先回、大学のガラス戸にぶつかったように以前から視力が弱っていたが、最近は耳まで遠くなってきた」「日本語教師の資格を得てコロナ禍までは仕事に就いていたが、現在は小説に応募したりしている」「少子化で、大学の置かれている環境は一段と厳しい段階に入ったが、今のところは・・・」「健康に気を配り、少しスマートになった」「一昨年に医療法人に転職したが、引き続き同窓会支部の会長や民間給付奨学金の選考委員などを続けている」「地方都市では経営に苦労する医師が多い中、経済学も学んだお陰で、経営は順調である」「焼肉屋に始まり現在は業種を広げて経営しているがコロナ禍もあってストレスも多い、そんな中で娘が宝塚に入った」などでした。

（報告者：大久保 武 20回経済）