武蔵大学22回生卒業50周年記念同期会

開催日時2024年11月16日(土)16:00~18:30
開催場所コートヤード・バイ・マリオット 銀座東武ホテル
参加人数36名

 武蔵大学卒業50年。22回生の同期会は11月16日(土)コートヤード・マリオット銀座東武ホテルにて開催した。同ホテルの関係者でもある丸山眞人君の破格で特段のご配慮により忘れがたい時間が過ぎた。同窓会に住所登録のある399名全員に案内を郵送し95人からの返信を受け36人が再会した。
 その中に昨年に続き沖縄から参加の田中信規君の顔があった。彼は、作家司馬遼太郎の紀行文「街道をゆく(第6)」沖縄・先島(さきしま)編に“竹富島のT君”と紹介された青年だ。春に欧米文化学科を卒業し教員採用試験を準備中で、教育実習に選んだ西表(いりおもて)島(じま)の隣りの島で民宿の手伝いをしていた。司馬は自身が”夢の国のような島“と聞いていた竹富島(沖縄)で生涯を過ごすと言う、気負いのない”ホンモノの青年“に出会ったと感動する。
 田中君のその後の人生は、第二の故郷沖縄とともに苦楽を分け合って来た。しかしその日々は私達の50年間にも重なる。勤務場所や環境、人生の光や陰は異なるものの私達も精一杯、ホンモノの人生を生きてきた。そして、その出発点には母校がある。恩師、友人・知人、その交友・・・。キャンパスを吹き抜ける風までも、心のキャビネットに納められて知恵と工夫で激動の時代を越えてきた。誰と歩むかによって旅の景色は変わってくる。でも武蔵大学が残してくれた有形無形の光彩は色褪せることなくその旅とともにある。 同期会参加・不参加、物故者、所在不明の学友達も含め今日から、また私達の人生の旅は続く。
 
まっすぐの道に出でけり 秋の暮れ      高野素十
                    
(報告者:岸本 茂樹 22回経済)

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。