第19回生涯学習講座「朗読を楽しむ」

開催日時2019年3月30日(土)14時~16時
開催場所1号館1404教室
内容詳細テーマ:「朗読を楽しむ」
講師:村松真貴子
(28回日文 同窓会常任理事)

人はそれぞれコンプレックスを持っていますが、私の場合放送会出身だというのに電波に乗らない声。声が通らない、何回も聞き返される、呼んでも気づいてもらえない。もっと良く通る聞き惚れる声に生まれていたらと。
以前から村松さんの講座は気になっていましが、一度受けたからといって私の声が変わる訳でもないし・・・、と気づかないふりでした。今回は講座のお手伝いも兼ねて、どんな事をしているのかなと足を運びました。
講座の内容は、有名な『佐賀のがばいばあちゃん』の一節を参加者が一人ずつ読んでいくというもの。自分の番が回ってくる緊張感は、学生時代授業で順番に教科書を音読する、あれ(・ ・)と同じ。これが授業ならしどろもどろになって読んで、失笑され凹むところですが、そこはさすが元NHKアナウンサー。基礎的な事はしっかりご教授いただけたばかりか、とにかく褒め上手、乗せ上手。最初緊張気味だった参加者もすぐに笑顔になり、皆さん格段上手くなっていかれました。
声の出し方や口の開け方、表情でも朗読の伝わりは変わり、句読点のつける位置や声の届け方でも声のイメージも変わると村松さん。ああ、そうか。それを意識して話せば私のコンプレックスも少しは解消される!と希望の光が。
朗読することで脳トレになる。声を出すことで健康に。色々良い事があるそうですが、講座の〆で、村松さんの素敵な素敵な(あえて2回言いたい)声の『きつねのおきゃくさま』を聞けて癒された事が、この日一番の良い事だったと思ったのは私だけではないでしょう。
声を出すことに自信のある方もそうでない方も、ぜひ次回参加してください。良い事がきっとありますので。

(報告者:阿部 有美子 40回日文) 

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。