第一學寮(昭和47年入寮24回生)同期会

開催日時2022年10月1日(土) 12時00分~16時30分
開催場所同窓会会議室  
懇親会:魚がし鮨
参加人数10名

【開催報告】
 ふとしたきっかけから10名の同期会が10/1(土)12時から武蔵大学同窓会会議室で始まった。武蔵大学第一學寮生47年組の同期会である。寮生は1年と2年の2年間だけの寮生活であるのでまさしく半世紀振りの再会であった。
 昭和47年入寮生16名の内(一人亡くなったので実際は15名)なんと10名の同寮生が集合した。出席率66%の髙率である。元々学生寮には地方出身者が多いが今回の同期会出席者で最遠方は京都府舞鶴からのY君(前泊)であるが、福島県、群馬県、長野県(I君も前泊)等遠来者が大半であった。
 群馬県安中市のG君は、前日大型バイクを操作中転倒してしまい左肩を負傷し出席が危ぶまれたが、それを聞いた寮長のH君が朝福島県いわき市の自宅から車を運転しG君自宅の安中市まで迎えに行き、二人で武蔵大学まで駆けつけてくれた。
 ほぼ全員卒寮してから初めての顔合わせであったが、まったく違和感なく、和気あいあいと50年振りの『寮会』が副寮長Y君の司会進行で始まり、各人の卒寮後の報告を順番におこなった。
 寮長だったH君は自分の番の時「3年前に物故されたK君の為30秒の黙とうをしよう」と言われ、全員起立黙祷後御自分の報告をされた。H君は昔から常に寮生全員の事を考えてくれる『気配りの人』であった。
 各寮生の報告は、それぞれ波瀾万丈、奇想天外で小説以上に面白く、楽しいものであったが、その内容は明るい内容ばかりではなく、卒業後就職した会社が倒産してしまい生活が苦しかった等苦労話も多かった。しかしながら各人が明るく、力強く、逞しく語るものだから雰囲気は決して暗くならず、発言に対し他者が合いの手を入れるたびに爆笑が渦巻く非常に楽しい寮会となった。50年前と同じように全員が自由闊達に意見を述べ合う有意義な寮会であった。
 放送会出身のS君は自宅浜松が台風と大雨の影響で大変なはずなのに何事もない様子で上京し、皆の楽しい会話の様子をスマホで撮り拓郎のBGMをバックにしたYouTubeに仕立て上げてくれた。
 一人一人の発表時間が長くなり、予定の1時間があっという間に2時間以上経過してしまい、二次会場の『魚がし鮨』の開始が大幅に遅れてしまったが、寮生間の絆は本当に強く50年経過しても色褪せておらずさらに力強くなる事を全員が実感した。また、この16名の中から武蔵大学同窓会長が誕生した事が我々の大いなる誇りとなり、さらに絆を深め『武蔵愛』を高める事となり、矢田新同窓会長を全員が盛り上げる事を誓いあった。
 舞鶴へ帰郷するY君の時刻が迫ってきたのでお開きになったが、次回開催はちょうど半年後の来年4月1日とする事、1年先輩、1年後輩の方々へも寮生の輪を拡げる事を誓い合った。そして年1回の『武寮祭』の時に寮生達が唄った武蔵大学第一學寮寮歌(花吹雪)を皆で唄いあげようと誓い合った。(東京都寮長 矢部浩)

【参加者感想】
「日本海側で生まれて殆ど都会に出たことのなかった京都府舞鶴市出身のウブな田舎者が、武蔵に行って戸惑いながらも2年間、全国各地から集まった、チョット変な、ハートは熱い仲間に囲まれての寮生活、色々と成長させて頂きました。こういった体験は、絶対!金銭には替えられない!!大変貴重なものありがとうございました」(京都府Y君 八谷晋次)

「50年振りに会うという事で話は尽きませんでした。頭髪部を除けば、顔も性格も昔のまんま。それぞれが、それぞれの人生を歩んできた事に新鮮感動を覚え、再会を約して別れました」(長野県I君 井出<原田>秀)

「キャンパスがとても整備されていて木々も大きく育ち、あの一画だけは清々しく思えたね。樫山は残念だった。それぞれの老化進行速度は違うけど、エンジョイ前期高齢者!」(群馬県G君 神保賢人)

「“Good-by” “Au revoir” “Auf Widersenhen” “Adios” この言葉の中で好きな言葉は『再見』中国語です。別れが次につながる素敵な言葉です。来春またお会いしましょう」(福島県寮長H君 芳賀俊一)

「第一學寮のメンバーが半世紀ぶりに集まった会の名称について、①サラリーマン生活を延長戦迄想定通り過ごした組織人は「第一學寮尞会」と言い、②田舎に帰った人は「47年入寮組の寄り合い」と言い、③同窓会長になった人は「24回同期会」と言う。其々の半世紀の生き方を誰も否定しないから統一しようとする声はなかった。参加することが楽しいから“ネガティブ思考者”はいない」(浜松・放送会S君 島章)

「50年振りの再会。みんなの声色、話し方、立ち振舞い、何ら変わっていない(変わったのは、皺の数、頭髪の量と色)。瞬時に50年前の時に引き戻されました。人それぞれ、人生色々だけど、こうして再会し元気に楽しい時を過ごせたことに感謝。次回も楽しみにしています」(神奈川県 芦立滋)

「卒業後46年経って初めて会う面々が大半でしたが、皆一声発すると若干ハスキーがかってはいましたが、20代の頃の面影が見る々々浮かび上がってきました。『雀、百まで踊り忘れず』ですね。踊るだけではなく飛ぶのも忘れないよう頑張りましょう。」(千葉県 武田徹)

「半世紀振りに集合、一瞬にしてタイムスリップ、昔の仲間に戻りました。“人生山あり谷あり”、サラリーマン生活を全うした者は少なく変化に満ちた人生を歩んでいたが、みんな明るく若々しい。楽しい時間はアッと言う間に過ぎた。次回も必ず集まりましょう」(山梨県 飯田<飯野>三郎)

「“第一學寮(昭和47年入寮24回生)同期会” 寮長(芳賀君・矢部君)の行動力・情熱・人徳、優れたデジタル能力(島君)、そして寝食を共にした寮生の絆から実現。参加者平均年齢70歳。生きていることに、元気に会えたことに感謝・多謝・深謝。“期再会”」(東京都副寮長Y君 矢田稔)

(報告者:矢田 稔  24回経済 )

 

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。