今年の春は例年より桜の開花が遅く校内の桜もまだ蕾固いようだが、三号館同窓会会議室に70歳以上の元気な元若者が集合し、4回目の武蔵大学第一學寮同期会が始まった。
今回は24回生9名の他に、1年先輩の23回生が2名、1年後輩の25回生4名が参加し、さらに寮生の輪が広がった。50年振りに初めて参加される方が5名いたが「昔とまったく変わらんやん！」とか「いやいや、頭がこんなになっちゃったよ」等の話しが飛び交いながらもまったく違和感なく近況報告の寮会が、進行していった。23回生の先輩お二人は地元群馬と神奈川のお土産を持って来てくださり、24回生、25回生は恐縮しながら頂いた。
朝霞の第一學寮の50年前の貴重な写真を持ってきてくれた寮生には「わー！懐かしい！良く写真持ってきてくれたねえ！」と喜びの声が広がり、当時我々が作った『尞誌』を持ってきてくれた寮生には、そのような冊子を作成したことすら覚えておらず唖然としながらもよくぞ残してくれていたと感謝の声が沸き起こった。
一年前と同じように大学講堂の前で記念撮影後、二次会場の魚がし鮨でも様々な話で盛り上がり、50年前の寮費はいくらだったとか、こんな面白い先輩がおられたとか、良く寮生が行っていたバイト先の話等『あーだったこーだった話題』は尽きずあっという間の3時間であった。
全員70歳を越えた我々には完全に仕事をリタイアしている人、今でも頑張って仕事している人、病気と闘いながら毎日過ごしている人等、皆それぞれではあるが、寮生の深い絆を感じあった同期会であった。そしてまた半年後（10月5日＜土＞）に同窓会会議室に集合する事を誓い合った。
（報告者:24回経営　寮長・矢部浩）