開催報告
-
古橋ゼミ
- 一覧へ戻る
第22回古橋先生を囲む会
開催日時 | 2025年5月10日(土) |
---|---|
開催場所 | 武蔵大学1号館 1401教室 |
去る5月10日、第22回古橋先生を囲む会が開催され、第37回生、橋本久恵さん(旧姓青木)による「ふるさと栃木市の歌枕」についての発表がありました。
「標芽が原(しめじがはら)」、そして「室の八島(むろのやしま)」という二つの歌枕についての説明がありました。
和歌のあり方から、人間の個別性と共同性の同居、神話の共有についてなど話は発展していき、古代の日本人に思いを馳せる、大変興味深い時間となりました。
百人一首で有名な「かくとだに えはや伊吹のさしも草 さしもしらじな燃ゆる思いを」のさしも草とは栃木市の天然記念物の蓬です。歌枕である「伊吹山」一帯の蓬でつくるもぐさ(お灸)に燃える恋心の意が託され伊吹山のさしも草は多くの和歌に詠まれてきました。次回は引き続き橋本さんによるこの歌枕となる「伊吹山について」と、「栃木の偉人について」の発表です。
(報告者:久原清治 35回日本文化)
※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。