開催報告
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5回生同期会
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5E会開催(千秋楽)報告
開催日時 | 2024年4月18日(木) |
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5E会は2024年4月の例会をもって「千秋楽」幕を閉じることになりました。
1953年に武蔵大学に入学、1957年に卒業、同時に5E会として発足。以来、毎年4月に例会を開催して来ました。しかし会員の年齢が90歳卒寿を迎え、多くの仲間が他界。そこで「卒」にならい千秋楽としました。
これ迄、継続は力であるを「モットー」として毎年欠かさず開催。お互い絆を暖めてきました。
その要因は、武蔵大学創設期に入学、少数精鋭主義の教育方針のもと、卒業時には133名という少人数。一般教養、専門両課程の専任教育と指導教諭制がひかれ、グループ制のもと教室以外の師弟同行の場として生活の指導を受けた。教授と学生、学生同士の密なる関係は、コンパ、小旅行、教授家族との交流、学生同士の勉強会等、心のもち方を変え、ものの見方、考え方等、人としての道を学ぶことが出来、お互いの心を結ぶ要因であり、これは他の大学では考えられないものであった。
因みに、最近の武蔵大学の評価は、「ゼミの武蔵」と高等学校の教師が奨め、面倒見の大学として評価されている所以と思われる。
同期会、それは心かよう仲間達。お互いの過去、現在、未来、そして移り変わる時代に対する考え方等、多岐に渡り、自らの置かれた現実を照らして、反省と勇気をもらい、日々の生活の糧として来た。
天地には終始なく、人生には生死あり。歳月は水の如し、出会いあれば別れあり
歳月の流れには逆らえず、共に培われた関係も、多くの仲間がこの世を去り、残る仲間も時の流れに押され、お互いに築いてきた5E会も幕を閉じることになった。出会いから70余年、長くもあり短くもありました。
最終例会は予定されていた小石川後楽園の涵徳亭を、急遽、出会いの原点、武蔵大学へ現状を見学、懇親会を最寄りの中華料理店「茶平」に変更した。
武蔵大学の見学は、同窓会副会長の坂田氏(21回卒)により、杖をたよる歩行困難者のために3号館の周りだけとし、濯川の流れを見て、3号館の中庭を経て茶平に移動と案内をしていただいた。
出席者は、これ迄コロナ禍前迄は20名前後でしたが、通知者だけでも20余と減り、それも歩行困難とか要介護の多い中で10名、90歳としてはよく出席していただいたと思う。
懇親会開会の前に、「想い出の武蔵」という冊子を配布。これは皆様からの近況報告、これまでの例会の集合写真、大学時代のゼミ、グループ等で撮った写真61ページに及ぶ冊子を作成したもの。
会の進行は、幹事の塩沢君の挨拶、ここ10年の間に亡くなられた23名の冥福を祈り黙祷、最年長92歳の龍岡君の挨拶と乾杯でスタート。出席者全員にスピーチ。武蔵大学在学中の想い出、個々のこれ迄の歩み等を中心に話をお願いし、楽しくもあり、最終例会ということで複雑な思いの中で、あっという間の時間でした。
閉会にあたり、集合写真を撮り、司会を務めた高橋から、存命の喜びを大切に、人生の中で今日が一番若いと考え、一瞬一瞬を大切に、ときめきと楽しさをもって残る時間を過ごしましょうとし、一本締めをもって幕を閉じる。
そして5E会は残し、お互いに会う機会を
作りましょうと解散する。
若き日に 夢を語った 学び舎で 今亡き友の 想いを語る
過ぎし日も 友と語れば 不思議かな 若きし時と 変わらぬ思い
同期会 いづれあの世が 盛会に
ありがとう武蔵、そして仲間達、お世話になった同窓会事務局に感謝。
皆様の幸せと、武蔵大学に栄えあれ!!
2024年4月18日
幹事 塩沢 崇浩
高橋 光男
※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。