古橋先生を囲む会

開催日時2026年10月17日(土)
開催場所武蔵大学 1号館 1401教室
参加人数6名

10月17日(土)第25回「古橋先生を囲む会」が開かれました。
課題図書を真藤順丈『宝島』として前回に引き続き読書会の形式で進めました。この本も古橋先生のご著書『ミステリーで読む平成時代 1989―2019年』で取り上げられていた小説です。この小説の舞台は戦後の沖縄で、混乱と貧困の中を生き残った人々が懸命に生き延びた姿が、実際に起こった事件や実在した人物と絡められて描かれています。
まさにこの時代に沖縄で生活していた親戚が、米軍基地から物資を盗み出して地元住民に配布する“英雄”「戦果アギヤー」は当時の沖縄にいて、実際に身内にもいた、と教えてくれたという衝撃的な発言から会は始まりました。また、この会のほんの数日前に米軍兵による女性暴行殺人逮捕の事件があり、小説世界のなかで描かれた問題は現在も解決されてはいないことが指摘されました。
さらに、この小説は映画化されており、小説と映画の表現の違いまでにも話が広がりました。
参加者それぞれが自分の視点から話し、古橋先生がそれに応え、問題を深めてくださり、2時間半の時間はあっという間に過ぎました。今回も学びの多い会となりました。年に2回ですが、古橋先生の言葉に触れて、日常の中で知らないうちにぶれている自分の軸が元に戻る感じがして、会の終わりにはすっきりとした気がいたします。

その後、この会の今後の方向性を相談し、次回からは再び個人発表形式に戻し、開始時間を1時間早めて14時開始の予定としました。これで在学当時と同様にみんなでお茶でもできそうです。
日時は、大学の教室使用の都合上、来年4月を待ちますが、5月6月を予定しております。発表者は日文50回(2002年卒)戸賀崎あゆみさんに引き受けていただきました。
詳細が確定しましたら、この同窓会ホームページに掲載いたしますので、Formsで参加申し込みをしてください。
初めての方、お久しぶりの方、幅広い皆さま方のご参加をお待ちしています。
(報告者:久原 清治 35回日本文化)

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。