村田弘美先生体育実技 を囲む会

開催日時2019年7月14日(日)12:00~
開催場所「月亭」本店
参加人数10名

「ゼミの武蔵」といえば、社会的にも相当に周知されつつある。ご多分に漏れず、どのゼミにも大なり小なりの「ゼミ OBOG 会」は存在する。しかしながら、昔の言葉で言うなら「一般教養科目」の先生方にはこんな OBOG 会の存在はあり得ない。にもかかわらず、生物の先生にはとてもお世話になった、教職課程の先生には大変お世話になった、という卒業生は多々いらっしゃるのではなかろうか?一般体育(体育実技) の先生も例外ではない。

退職されて相当年経つが、梶尾先輩(27 回/空手道部/体育連合会委員長) の発案により、当時の学生で大変お世話になった メンバー に声をかけ、昔話談義をしようじゃないか、というのが今回の発想であった。

その際、梶尾先輩から、「小倉、お前が一番下だからな!わかっているな!」との命に、「はい!」という返事の選択肢しかないことと、その言葉のバックグラウンドをすぐに忖度したことは言うまでもない。

声掛けしたメンバーが在学していた当時 (1970 年代前半から後半 にかけては、武蔵 大学にも学生運動の名残があり、学内はかなり荒れていた。朱記された立て看板は学内のあちらこちらに 設置され 、授業中でも 学内では シュプレヒコール が 止むことはなかった時代である。学生運動の主流派に対して、学内正統派と称されたのが 学友会、ゼミナール連合会、そして体育連合会の学生 役員 たちであった。この報告書を書いている小倉自身も後者の一員であり、 一年時には左派の学生本部に 7 時間拉致された経験もあり、 多感な学生時代を過ごした一人である。

今回ゲストとしてお招きした村田弘美先生は、当時体育実技の非常勤講師であり、その美貌については、学生はもちろん、教職員の間でも名声を極めていた。そんな村田先生に、この日参集した「元学生たち」は、現役時代に学生自治、学生運動等々の愚痴を 、体育研究室に入りびたり、 公私にわた り多く聞いていただいていたのであった。梶尾先輩の呼びかけに、この日参集したのは 、 先生を含め学友会長、ゼミナール連合会委員長、体育連合会委員長、 体育連合会本部各役員、 そこに当時の元学生生活課職員を加え、当時の武蔵大学を動かしていた、といっても過言ではないとんでもないスタッフが揃ったのである。

当然のことながら、話が尽きることなく、当時の写真、この日参集できなかった 同類の メンバー に も電話攻勢、先生も交互に電話口で「○○くん、、、懐かしいわねぇ~~」の連発であった。お店の方からのタイムアップ要請を受け、仕方なく中締めをせざるを得なかった。

当然のことながらこれで終わるはずがなく、先生の「コーヒーと何かスイーツが、、、」との要望を受け、高野フルーツパーラーをはじめとする喫茶関連ショップに 片 端から電話連絡したが、どこも1時間から 2 時間待ち、そこで少し機転を利かせて「カラオケルーム」を交渉して VIP ルームを開けさせ、全メンバーの二次会席をセッティングすることができた。ここでも話は尽きずとてつもなく楽しい時間が経過していった。

卒業して約半世紀、そんな時間はこれっぽっちも感じさせない「仲間」、もちろんそこには一生変わることがない先輩・後輩のなかもあるが、これこそが時空を超えた「武蔵ファミリー」ではなかろうか?

参加したメンバー全員が異口同音に体育連合会の強さとリーダーシップをリスペクトし、次回の参集を誓い合った。

【報告/小倉宇思/30 回/スキー部/体育連合会委員長】

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。