武蔵学芸ネットワーク第7回例会2025 

開催日時2025年2月8日(土) 14:00~16:00
開催場所武蔵大学3号館1階3123教室
参加人数16名

内 容:「東近江市の博物館グループ ― 博物館構想の実現にむけて」
話し手: 角川咲江(すみかわさきえ)さん
1991年武蔵大学人文学部社会学科卒(39回)、東近江市文化スポーツ部博物館構想推進課参事/西堀榮三郎記念探検の殿堂館長

 今回の話し手・角川咲江さんについては、「武蔵な日本地図」や同窓会報「学芸員誌上座談会」(『同窓会報』70号)でお名前を知る方も少なくないと思います。角川さんは現在、東近江市役所本庁舎での勤務と複数館の現場業務を担当されるとともに、シンポジウムでのご発表など、平日・週末を問わず意欲的に活動されています。
 当日は、東近江市で2023年3月に策定された「東近江市博物館構想」に基づく取り組み、すなわち愛知川流域の旧1市4町[八日市市、永源寺(えいげんじ)町・五個荘(ごかしょう)町、愛東(あいとう)町・湖東(ことう)町]にある市立や民間の博物館12館の現状と課題(一つの大きな総合博物館に見立てたネットワーク化・効率化の構想)についてお話いただきました。そして、1995年から学芸員として勤務されている「西堀榮三郎記念 探検の殿堂」における事例として、子どもを対象とするプログラミング教育活動を通した次世代育成事業、市民有志による「無線クラブ」との協力や地元企業との連携について具体的な説明をいただきました。
 久しぶりの対面開催でしたが、降雪による翌日の早朝出勤に備え、角川さんは例会終了後すぐ帰路につく必要がありました。一方、参加者5名は江古田の街へ移動し、時間内に質問できなかったことや感想を述べあうお茶会で交流を深めることができました。
年一回開催のペースで7回目を迎えた例会では、2023年度から卒業生が関わるミュージアム活動や、有形・無形の文化財の保存・継承活動などをお話いただいています。例会終了後も本ネットワークのFacebookなどを活用する形で、継続的な活動を試みたいと考えています。

(報告者:幹事一同)

※平成30年12月以前の開催報告は、旧サイトでご確認下さい。